「TASHIKA」に見学行ってきた。第三話。
つぎに、働くB型(就労継続支援B型事業所)の障碍者の方。
「TASHIKA」の商品加工するお仕事をしてはる。
ぼっち社員が来たときはちょうど注文品発送用の梱包作業が終わったところ。ようけあるー。

ところでB型さんの全国平均工賃、ネットで調べたら出てくるけど、だいたい月1万5000円ほどみたい。
週5日働いてこれ。うすうすは分かってたけど、やっぱそうなんや。。
もちろん後藤さんはこれを良しとしない。
「TASHIKA」で働く人たちにはきちんとお仕事相応の工賃を。
当たり前のことやん、と思うかもやけどこれがなかなかやれてない?事業所多いみたい。
「1万ちょっともらったって何も買えない、お休みの日は家にこもるしかなくなる。働いてるのに楽しみがない。」と後藤さん。
ごもっともや。
みんなで作った鹿肉ペットフード。
お届け先のわんちゃんや飼い主さん「ここのがいい」と買ってくれてる方が多いようで、とくに関東圏からの注文が多いとのこと。
あえて生肉を買うて野菜なんかを足して自分で手作りフードを作る人もけっこういてはるそう。
手間やけどそれやないと食べんわんちゃんもいてるって。
見学もOK。加工風景も見れる(この日は終わってもてた) たぶん、鹿肉を切る機械 たぶん、材料混ぜる機械 奥にもいろんな機械見える もともと給食センターやったとこ。
洗い場はそのまま使ってる。こんなのも再利用。
「1はな」とか書いてある。かわいい。
TASHIKAは「見せられる加工場」。とてもきれいにしてはる。
ペットフードとしては、フレークタイプもあればジャーキーやビスコッティやある。
詳しくはHPを見てもらいたいけども、使う材料にも一生懸命向きおうてはる。
TASHIKAのHP http://npo-cambio.org/tashika/
鹿肉はもちろんやけど、かぼちゃ、さつまいも、にんじんなんかの野菜やおからや卵の殻など地元のもので補えるものはなるべく地元のものを使う。
無添加やからビタミン剤みたいな化学的なものは一切使ってないし、材料のとこ見たらぜんぶ意味のわかるもんばっかり。
なぞの横文字とかなんちゃら剤みたいなのは一個も書いてない。
こちらは大容量タイプ
2,500円(税抜)鹿ジャーキー ドッグビスコッティ
充分やってはるーと思うんやけど、商品的に研究はまだ終わらんそうで。
いまは総合栄養食としてのペットフードを目指してるとのこと。
なるほどー、わかってきた。
しゃべってはる感じからしても、何を聞かれても全部言えますんで。
という自信というのかシャキッとした姿勢が伝わってくる。
ごにょごにょしたところがない、というのか誰に対しても濁すというのが嫌なんやと思う。
猟師さんに対して、自治体に対して、働き手に対して、購入者に対して、ぼっち社員みたいな事情の分かってない人に対してもね。
行きつくとこ、鹿さんに対して、かも。
鹿さんを無駄死にさせない。命の循環。
ただの循環やなく「みんな得する」命の循環かな。
それにしても、でんくうトラベルがどんな会社か分からんのに、ぼっち社員の「あれ見たいこれ見たい。ツアーでこんなことできるのやろか。頼んだらこれしてくれるやろか。」の話にも「いいですよ」と快く言うてもらいまして。
今後一緒になんかやっていくんやろうと。
勝手に思い込むぼっち社員。
TASHIKAのHP http://npo-cambio.org/tashika/
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