ゼロから、いやいや、ある意味マイナスから始める、旅行会社。

会社の下ごしらえや、ぼっち社員がぼんやり思うことを書いていきたい。メモ代わり。。

 

実は、けっこうおっきな問題を抱えてる、わたし「ぼっち社員」。

それは、わたしがおうち大好きのインドア人間で、これまでほとんど旅行してへん、てこと。

おまけに、社員ひとりしかおらん。

​なんちゅう無謀なことを。。。と思われてるかと。そう、無謀やけどやるしかないのです。。。

「TASHIKA」に見学行ってきた。第一話。

7/10、NPO法人cambioさんがやってる、TASHIKAという完全無添加ペットフードブランドの事業所に。

これは鹿肉フレーク 多可町産鹿肉100%
300g 2,000円(税抜)

まだお目にかかったことがないところなので、どんな商品なのかとか考えておられることを聞いてみようと思まして。
わんちゃん連れのツアーも面白そうやと思てたし、うまく絡ませられればええなと。

この日は傘がいらんぐらいの天気やったんで、やれやれ。
雨の中営業行くのもだいぶ慣れてきてますけども。
到着したはええけど、ずっと間違えて加美区体育館の周りをウロチョロ。
どれやどれや、言いながら5分ほどさまよう。
近くにいてはった人に聞いたら、この奥ですよ、と。
あ、ほんまや、建物がまだある。てへへな気分でそっちに向かう。

玄関真正面のとこのコーナー。賞状ずらり。

ちょっと待ってはった感じで。
「すいませんー、場所が分からんくて」最初から言いわけがましい、ぼっち社員。
お話を伺うのは、NPO法人cambioの理事長、後藤高広さん。
さっそく、山里の鹿さんの駆除の現状について。

まぁ、正直この手の話となると、反対の方がおられるので慎重にならざるを得んけども、誤解ないように言うときます。。
鹿も里山に元々いた動物やし、山のエサが不足して生きるため山から下りて来なしゃあなくなって。
そんなしゃあなしに下りてきた動物を人間の勝手で殺してしまってええのかな、と思う。
せやけども、それをほっとくと田畑荒らされる。農家の収入減。農家やる気なくして担い手減る。
行きつく先は食料危機。農作物だけやない、木々の皮や植物が食い尽くされて森林生態系の被害。
なんかえらい怖い話やし、先のことは推測やけど、まだ起きてない未来やからゆうてほっといてええわけでもなく。。
いろいろ考えたあげく、答えは出ん。ぼっち社員としては答えが出ん。
せやけど、人間ができることは、ちゃんと知って考えて工夫することやと思う。議論することもね。
2つの意見はずっとつづく…と思う。

ちょっとぼっち社員にしては、恥ずかしいくらいの語り(これでも)。
まぁええけど…これっきり封印や、まじめは。

ここからは多可町の鹿駆除のはなし。
鹿駆除、この言葉も鹿さんを悪もん扱いしてる感じやし、そのうち言い方変わるかもやけど、便宜上「鹿駆除」と、ここでは。

それにしても鹿さん。なんでここまで増えたんやろうか。
鹿さんが田畑で作物食べちゃったり、畑をぐちゃぐちゃにしちゃったり…そんな農家の損害が出始めたとき。
行政が猟友会の方達に、鹿さんの数を減らしてもらえないかとお願いしたそう。
ただやりすぎたのか逆に減りすぎてまう、という事態に。それこそ鹿さんの絶滅危機。
こんどは鹿さんを守る方へ。…もうこの時点で迷走しぎみ。

そう、今度は鹿さんドンと増えてまう。いや、ドドドンと増えた感じ。
どっちに転んでもあちゃちゃ。人間あそばれてるなー。
自然で生きてるもんは強い。

そんなこんなで、今はもう1年を通して鹿駆除をしている感じ…。
(正確には狩猟期間(11/15~3/15)と有害鳥獣駆除というのがある。なんなんそれ、と思た方はググってね)

駆除の方法としては。
①免許を持った猟師さんが山へ行き、鉄砲なり罠なりそれぞれのやり方で鹿さんを捕らえる。
②それを自治体に報告する(証拠として鹿さんの写真を撮って報告書類と一緒に提出)。
③その後報告した駆除数、猟師さんがお金をもらう。

鹿さん本体は山に穴掘って埋めなあかんそう。「え、そうやったん」とびっくり。
せやけどそれが手間なのか、みんなめんどくさいようで。
埋めずに放置する猟師さんも多かったんやと…。

これ、放置されてるとどうなるのか。腐ってにおいがして厄介、だけやない。
熊がお肉狙って下りてきてまうと言う。
思わず「そらあかんっ。何やってん」て言いそうに。
せやから言うて鹿さんをちゃんと処分しよう思たら、数万円かかってしまう…。
正直聞いて「えぇっ。なんでそんなに」て思たけど、処分=焼却やから。
はぁ。それはお金かかりますわな。。

ほんでうっすら、ぼっち社員も情報として前から知ってたこと。。
それというのは…次回につづく。